ドイウロコ / Doi Uroco


by uroco69
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FISHMANS『若いながらも歴史あり』

FISHMANS『若いながらも歴史あり』レビュー

DVD/123分/画面サイズ 16:9/音声 リニアPCM/ 3990円
(レコファンでは新品二割引)

既発DVD『記憶の増大』は、
色んな年、色んな場所、でのライヴを単品で収録
(一曲終わるごとにフェードアウト。始まりには曲名)した作品ですが、
この『若いながらも歴史あり』は、
'96年3月2日(『空中キャンプ』のツアー最終日)の
リキッドルームでのライヴを、曲間も切れず、
ほぼまるごと収録したもの。





「Slow Days」、「感謝(驚)」、「新しい人」は、
『記憶の増大』に収録されていましたが、
ミックスも映像も変えたそうで、正確には全く同じではありません。


全部見て、トータルに見事で感激!!!!

音は、一体どうやって録ったのかというくらい、見事に綺麗な音!
楽器のバランスもミックスも完璧です。
「これ以上音を良く」なんて有り無いって思わせるくらい、完璧な音。
ライヴもののDVDで1番ってくらい音やバランスがいい気がする。

MCの部分ではオフマイクで、客席で聴いてる感じに。
映像も近くで綺麗に撮影されていて完璧。

音も内容も素晴らし過ぎる、Fishmansの決定版な内容!
ファンは迷わず買いな作品です。
あ、以前にCSで放映されたものと同じかもしれません(不明)。

そして個人的には、特に、Fishmansが生理的に好きになれないという、
Fishmansに、内省的/繊細/暗い/地味/気持ち悪い
みたいな印象を持ってる人に是非見せたい感じ。
きっとイメージしているものと違うと思います。

演奏もパフォーマンスも、熱く面白く若々しい見事なライヴ。
もし店頭でサンプルが流れていたら是非見てほしいです。
店頭のディスプレイの小さい音でも、
この音の良さはわかるんじゃないかなぁ。

Shinji Satoh(Vocal,Guitar)
Yuzuru Kashiwabara(Bass,Chorus)
Kin-ichi Motegi(Drums,Chorus,Sampler)

HONZI(Violin,Keyboards,Chorus)
Michio"DARTS"Sekiguchi(Guitar,Chorus)

Mixed by ZAK

この6人の見事なコンビネーションで出来上がった音楽。

佐藤さんは終始、歌のない部分では、
踊り、動き、惹きつけるパフォーマンスの洪水。
Vocalには、所々様々な長さのディレイがかかり(恐らくZAKさん)、絶妙な効果。
たしかインタビューで、
「ドアーズのギターの人のギターソロみたいな、
拙いけど伝わってくる感じが好き」と言っていた通り、
熱く、歌い、声を出し、動き、表情豊かに色んな角度に飛んでます。
思いつきなパフォーマンスやMCも多く、飽きさせません。

MCが面白過ぎ、そしてメロディアスな歌になると、
しっかり歌いこなして、そのギャップも凄い。

Honziさんはキーボードで色んな音を出し、
曲の色んな表情を引き出し、
ヴァイオリンでは振り切れたかっちょいいフレーズを。
弾く部分でも弾かない部分でも踊りまくりで、素敵なオーラ出まくり!

そして見事としか言いようがないリズム隊。
茂木さんのドラム凄いなぁ。


↓簡単に各曲を

「Oh Slime」
各ライヴ盤で、色々なヴァージョンがありますが、
ここでも全く別ヴァージョン。
ダブな中でのメンバー紹介。
紹介の仕方も、他のライヴ盤等とは全く違い、愉快!

「Smilin'days,Summer Holiday」
マキシ「Go Go Round This World」収録のスタジオライヴに近く、
それを少しリラックスした感じ。

「Thank You」
愉快なMCから始まり。

「土曜日の夜」
このDVDの掘り出し物?
この曲のベストな気がする。

「ずっと前」
原曲に近いアレンジ。

「Slow Days」
『記憶の増大』収録。

「Baby Blue」
歌がいいです。

「忘れちゃうひととき」
これもこのDVDの掘り出し物な、いい歌!と演奏。

「Go Go Round This World」
マキシ収録と同じヴァージョン。『記憶の増大』でのサンプリングの長いイントロはなく、
すんなり始まり、すんなり終わる。歌のよさが際立つ。

「すばらしくてNice Choice」
この日のクライマックスという感じ。凄いです。
『男達の別れ』ヴァージョンの「ゆらめきIn the air」のイントロから始まり、
シンセ?サンプリング?が絶妙な重なりで、バンドのテンションも高く、
曲に凄い空気が漂う密度の濃い、Fishmansの持ち味がフルに出てます。

キーボードにヴァイオリンにHONZIさん大活躍。
佐藤さんはラジカセ?を持って、マイクで拾い、
また不思議な動きと、見事な歌。

「Sunny Blue」
アルバムとは随分違うアレンジで、特にギターは縦横無尽に弾きまくり。
途中で入るHonziさんのヴァイオリンの低音が凄くかっこいい。

エンディングは、予測のつかない展開。

そのままサンプリングに繋がり、
「気分」へ。

「チャンス」
佐藤さんのトランペット!
調子っぱずれな出だしも素敵。
原曲よりダブな要素の濃いアレンジ。
茂木さんのドラム凄し。
それぞれが色んな音を出し、不思議な音がそこらじゅうで鳴ってる部分が面白かったたり、
歌が熱かったり。

「いかれたBaby」
これは『男達の別れ』とほぼ同じアレンジ。

「オアシスへようこそ」
ヴァイオリンにエグくエフェクトをかけた不思議な音での
不思議なフレーズが印象的。
ベースが気持ちいいです。

「感謝(驚)」
『記憶の増大』収録。

「ナイトクルージング」
ほぼそのまま。ギターの、深くかかったエフェクトが気持ちいいです。
途中にラジオっぽいサンプリングが絶妙に重なります。

「新しい人」
『記憶の増大』収録。
終わり方がなんか納得いかないような・・・。



FISHMANS『いかれたBABY/感謝(驚)/Weather Report』マキシCD 500円

M-01. いかれた Baby (1998.12.28 @赤坂BLITZ) ・・・ Single MIX
M-02. 感謝(驚)(1996.3.2 @新宿 LIQUID ROOm)・・・ Single MIX
M-03. Weather Report(1997.12.12 @新宿 LIQUID ROOm・・・ from LIVE DVD 『記憶の増大』

Shinji Satoh(Vocal,Guitar)
Yuzuru Kashiwabara(Bass,Chorus)
Kin-ichi Motegi(Drums,Chorus,Sampler)

HONZI(Violin,Keyboards,Chorus)
Michio"DARTS"Sekiguchi(Guitar,Chorus)

Mixed by ZAK
Mastered by Yuka Koizumi(Orange)

インナーに歌詞あり。
ZAKにより新たにMix。

ドラムの音がだいぶ変わり、シングルらしく、ほんのりリズムが派手に、
楽器の分離がよくなったように聴こえました。
特に「感謝(驚)」は、DVD『記憶の増大』を見て、
ドラムかっちょいいなぁ~と思っていたのが、
今回のミックスで前にきて強調されたような。

シングル発売のニュースを聞いた時は、
選曲にちょっとハテナと思ったけど、
実際に聴いてみたら、
カラーの異なる三曲で、FISHMANSの要素の大部分がこれ一枚で分かる
なるほどシングルでした。

●歌詞が印象的で、ドラマチックな、歌の「いかれたBABY」
●一般的なFISHMANSのイメージを払拭する、肉体的なライブバンドとしての実力を見せつけ

る、グルーヴの「感謝(驚)」
●アレンジの面白さや、浮遊感な音の構築が冴える「WeatherReport」

少し興味はあるけど…という人にも、ファンにもおいしい感じ。



DVDにもワンコインシングルにも、
12/28 『男達の別れ』DVD発売!の宣伝が!
あっし的には、遂に「ゆらめきIn The Air」の名演の映像が見られるのか!?
それが目玉です。あれはCDで音だけ聴いても凄過ぎる。

できればこの『若いながらも歴史あり』と同じくらいの音だったらいいなぁ。
MIXし直して作ってほしいなぁ。
『若いながらも歴史あり』もシングルも、
ZAKの仕事の素晴らしさが光りまくってたと思います。

ちなみに検索したら値段は、4800円というのが2つありました。全14曲らしい。
「ロングシーズン」も入るのかな~楽しみだぁ
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by uroco69 | 2005-11-09 01:24 | ・CD/DVDレビュー