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ドイウロコ / Doi Uroco


by uroco69
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ハトリミホ 『ecdysis』

HATORI MIHOのソロアルバム『ED~』買いました。

出た時から気になっていたのだけど、
ブラジル音楽云々、もっと弾けたのがあったら云々、 という評判をチラリと見て、
ダラーっとした作品だったらイヤだなぁと、
2500円(普段1600円の輸入盤や1000円の中古盤を買ってるので、)
でハズしたらイヤだなぁと、
ネットで感想を探しては、いやいいかもと思ったりしてたら、





ミクシにこの方のコミュがあり、
しかもご本人が登場していて、そこから公式サイトやブログの存在知って読んだら、勝手に思っていた

「チボマット(しかもアルバムより、チベット解放イベントCDでの音外しまくりの凄い熱唱一曲)の、
 ファンキーでパンキッシュできっとオテンバな人」
ってイメージとは全く違う、包み込むような暖か~い雰囲気に驚き、
そしてサイトで試聴したら、歌が聞こえた瞬間、あっこれは買ってもいいなぁ~気になるなぁと。
で、昨日買いました。

イメージ的には、本田ユカがこうゆうのを作りそうな気がしていたなぁ。
まぁチボマットのことはCDと、雑誌のインタビューを一つ読んだことしかないけど。

とても丁寧に作り込まれた無駄のない音で、
暖かく、ゆるやかで、ちょっと上品で、ちょっとキュートな作品でした。
全編に歌はあるけど(うち一曲日本語)、
自然に始まって自然に終わるような。

ブラジルな要素はあるけど、
むしろ、ナーヴ・カッツェ(のテクノなアルバム)、砂原良徳(ほどは凝ってない)、
UA、ダリエ(の『光冠【コロナ】』というアルバム)、
等の、根っこを少し強くしたような感じに思わせられました。
或いはミルトン・ナシメントなミナスな音を、
女性が今正しくやるならこんなかもと。

意外な楽器や、意外な音が、自然に絶妙に入ってくるところが、
さすがチボマット!という音の感覚。

作り込まれ具合に、この方の意志や美的感覚や世界観が出ていて、
素敵なアルバムでした。

欲を言えば、2曲目の日本語のキュートな曲や、
6曲目のロボットって感じの愉快な曲みたいな、 楽しいダイレクトな曲が、
もう2曲くらいあったら尚ツボだけど、 買ってよかった!永く愛聴しそう♪ ブックレット厚し!
by uroco69 | 2006-01-30 02:14 | ・CD/DVDレビュー